ビットコインや仮想通貨について調べていると
よく出てくる専門用語が沢山あります。

フィンテックやブロックチェーンなどと並ぶ、
よく聞くキーワードの“ハードフォーク”とは
一体どんな意味なのでしょうか。

ビットコインやイーサリアムの価格変動にも
大きな影響がある部分ですので、
しっかり意味を理解していきましょう。

 

 

目次

  1. そもそも“ハードフォーク”の意味とは?!
  2. ハードフォークの特徴
  3. ハードフォークの問題点
  4. ビットコインとハードフォーク
  5. まとめ

 

 

1.そもそも“ハードフォーク”の意味とは?!

ハードフォークとは、元々ソフトウェア開発関係の専門用語で、
後方互換性・前方互換性のないアップデートを意味します。

すごく難しく感じますが、簡単に説明すると、
フォークには分岐するという意味があり、
ブロックチェーンの分岐自体のことも「フォーク」と呼びます。

そこで思い出して欲しいのは、仮想通貨とは、
ブロックチェーンによって成り立っているということです。

ブロックチェーンにハードフォークが起きてしまうと、
該当する仮想通貨の旧ルールを無視して、
新ルールへ変更してしまうことになります。

そうなることで、該当する仮想通貨の旧ルールと
新ルールとの互換性が無くなってしまうことになります。

簡単に言うと枝分かれして、
新しい通貨が生まれることになりますね。

 

 

 

 

 

 

2.ハードフォークの特徴

ハードフォークは完全に新ルールになるため、
旧ルールとの互換性が無くなることはわかりました。

なのでルールを一新することができるのですが、
旧ルールとの互換性が無くなるために、
ある一定の期限までにアップデートをしないと、
旧ルールのまま取り残されてしまうことになります。

ハードフォークが行われた場合は、
旧ルールと新ルールの両方の仮想通貨が存在することになります。

ハードフォークとは互換性のないルール変更なので、
論理的に考えると、どんな変更も可能となってしまいます。

例えば、ビットコインの総発行数は2100万上限と決まっていますが、
ハードフォークをすることで、
総発行数を増やすことも減らすことも自由にできてしまいます。

そうなると、ビットコインの概念自体が変わってしまいます。

実際にアルトコインの一つであるイーサリアムは、
セキュリティ対策という理由を元にハードフォークが実行され、
イーサリアムクラシックという新たな仮想通貨が誕生しました。

 

 

 

 

 

3.ハードフォークの問題点

geralt / Pixabay

そもそもハードフォーク自体の問題は何でしょうか。

ここで重要なのは、
ハードフォークで何が変わるのかということです。

ハードフォークされると、新旧ルールの互換性が失われるので、
ウェブウォレットやサーバークライアント型のウォレットの利用者を除き、
その他の該当する仮想通貨ネットワークの参加者全ては
アップデートをしないと使い物にならなくなってしまいます。

全利用者にアップデート情報が行き渡るのは
世界的に難しいと言われています。

ということは、自分の持っている仮想通貨が
価値のないものになってしまう可能性があるということです。

そして、
送金トラブルも多発するだろうと予想されています。

ちなみに一度送金に失敗したビットコインは、
二度と戻ってくることはないと言われています。

これはビットコインを資産として持つ人にとっては、
大きな問題であることがわかります。

時価総額の大きいビットコインやイーサリアムなどは、
ハードフォークを実行することによって、
その後に大きな影響が出ると懸念されています。

逆に時価総額が小さい仮想通貨はあまり問題にはならず、
アルトコインの中でハードフォークは日常的に行われており、
むしろアップデートを頻繁に行うことができる
開発力のある通貨ということで評価されることもあります。

 

 

 

 

 

4.ビットコインとハードフォーク

2017年3月ビットコイン取引所18社が
連名で共同声明を発表しました。

懸念されているビットコインのハードフォークが起こった場合、
元祖であるBitcoin Coreを
ビットコイン(BTC、あるいはXBT)と認めると宣言したのです。

分離独立が懸念されているBitcoin Unlimitedは、
元祖のビットコインとは異なる、
新しい仮想通貨のBTU(またはXBU)として扱うと発表されました。

さらに、Bitcoin Unlimitedに対して、
「two-way replay”防止策の実装」を求めたことで、
「元祖ビットコインに迷惑をかけるなら、取引所では扱わないよ」と断言しました。

取引所が方針を明確化したことで、
Bitcoin Unlimitedがハードフォークするメリットが限りなく低くなりました。

一連のニュースの影響を受けて、ビットコインの相場は
3月25日に1BTC=99,000円まで下落しましたが、
翌週には順調に回復して1BTC=12,000円まで価格が戻ってきました。

 

 

 

 

 

 

5.まとめ

いかがだったでしょうか。

“ハードフォーク”とは、
元々はソフトウェア開発の専門用語でした。

また、仮想通貨の技術であるブロックチェーンでは分岐を意味して、
これまでの通貨から枝分かれして、
新しい仮想通貨が生まれるということでした。

ただ、そこには様々な問題が山積していて、
投資家たちにとっては今後も目が離せない重要なキーワードです。

仮想通貨だけではなく、
全ての投資にはリスクが伴います。

きちんと背景や知識を身につけた上で、
今後、世界中に普及するであろう仮想通貨投資を
積極的に取り組んでいきましょう。